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デイモンシステムで美しい笑顔を手に入れる

歯に対する関心が強い民族に囲まれて暮らしている。アメリカ生活ももうすぐで10年目だ。わたし自身、日本にいたらそこまで気にするほどの歯並びではないと思っていたが、綺麗に整った彼らの歯を前にするととても自信がなくなってしまう。そんな時、クリーニングで通っている歯科医院の医師から矯正のお話を伺った。今どき、50歳を過ぎても矯正する方がいらっしゃるとのこと。歯並びが変わると骨格が変わり、見た目が若返るのだそうだ。それを聞いた40過ぎのわたし。ほぼ即決で矯正することにした。そして、矯正を初めてもうすぐ半年になる。
医師から勧められたデイモンシステムという矯正器具は、従来のものと比べると小ぶりである。痛みも少ないらしい。とはいえ、他の矯正器具を試したことがないので比べようはない。それに、痛みは“少ない”だけで無痛ではない。初めてワイヤーを装着した日は痛くて物が噛めなかった。数か月毎にワイヤーを太くする度、その直後は1週間ほど噛むことが困難になる。歯を動かして綺麗な位置に整えようとしているのだから当たり前の話だが、いつでも歯がぐらぐらと動いているような感じで、電動歯ブラシを使うのも響いて苦痛なほどだ。また、ブラケットやワイヤーの間に食べ物が挟まり、とても不快である。痛みを感じたり不快な思いをする度に、ああもう止めてしまいたい!!と何度思ったことか知れない。
それでも、デイモンシステムは従来のものよりも短期間で治療が終わるという。わたしの場合は、始める時に医師から1年半で終わるでしょう、と告げられている。整った綺麗な歯でニコッと微笑みかけられた時のコンプレックスを感じることも、あと1年でなくなりそうだ。